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2013年5月10日金曜日

甘味料でアレルギー症状報告


加工食品などに使われている甘味料が原因とみられる食物アレルギーの患者が30人余り報告されていたことが、専門の医師らの初めての全国調査で分かりました。
医師は、甘味料がアレルギーの原因になることはあまり知られていないとして注意を呼びかけています。
調査したのは、国立病院機構相模原病院の医師や栄養士などのグループで、去年10月、食物アレルギーの患者を診療している全国の医師などに依頼し、およそ880人から回答を得ました。
それによりますと、食事の後にアレルギーの症状が出て、医療機関を受診した人で、甘味料による食物アレルギーと診断された人が15人、疑いがあるとされた人が18人いたことが分かりました。
中には呼吸困難などの重い症状が出た人もいるということです。
甘味料別では▽「エリスリトール」が15人、▽「キシリトール」が10人、▽「ステビア」が2人などとなっています。
甘味料はアレルギー物質としての表示義務はなく、含まれる量が少ない場合、原材料としての表示を省略することもできます。
調査を行った海老澤元宏医師は「甘味料がアレルギーの原因になることはあまり知られておらず、見逃されているケースも多いとみられる。ダイエットのための低カロリー食品が増えているので注意が必要で、今後は表示についても検討すべきだ」と話しています。
この調査結果は消費者庁にも報告されていて、消費者庁の担当者は「内容を詳しく精査するとともに、患者の数などを見ながら、今後、アレルギー物質としての表示が必要かどうかについても検討していくことになる」と話しています。
また、調査結果は11日から横浜市で始まる日本アレルギー学会で発表されます。

2013年4月11日木曜日

アレルギー事故受け 調布ルール策定へ


東京・調布市の小学校で、チーズなどにアレルギーのある女子児童が給食を食べたあとに死亡した事故で、再発防止策を検討する委員会の初めての会合が、10日夜、調布市で開かれ、給食でのアレルギー事故を防ぐため、今後、ほかの地域の参考にもなる独自の「調布ルール」を定めることを確認しました。
調布市の富士見台小学校では、去年12月、チーズなどにアレルギーのある5年生の女子児童が、給食のおかわりとして担任の教諭からチーズの入ったチヂミを誤って手渡されたあと、ショック症状を起こして死亡しました。
この事故の原因について市教育委員会の検証委員会は、先月、教職員の危機管理意識が欠如していたなどとする報告書をまとめ、教育長に提出しています。
市の検討委員会は、この報告書を受けて、具体的な再発防止策を検討するために設けられ、10日夜の初会合には、医師やアレルギーのある子どもの保護者など19人の委員が出席しました。
冒頭で女子児童の両親が書いた、「亡くなった娘の思いに応えて、安心につながる施策を作ってほしい」というメッセージが読み上げられました。
続いて、意見交換が行われ、一人一人のアレルギーの症状を詳しく把握しておく必要があるとか、ショック症状を和らげる注射の保管場所を前もって決めておくべきだといった意見が出されました。
そのうえで、全国のほかの地域にも参考にしてもらおうと、再発防止策と事故が起きたあとの対応を具体的にまとめた独自の「調布ルール」を、ことし6月にも定めることを確認しました。
NHK NEWS WEB

2013年4月6日土曜日

アレルギー対応 教師が注射打つ研修


4月6日 4時49分

東京・調布市の小学校で、アレルギーのある女の子が給食を食べたあとに死亡した事故を受けて、埼玉県所沢市の小学校で、新学期を前に教師がショック症状を和らげる注射の使い方を学ぶ研修会が開かれました。
この研修会は今週から所沢市の小学校で順番に開かれ、5日は、和田小学校で教師や給食の調理員など30人余りが参加して行われました。
去年12月に東京・調布市の小学校で起きた事故では、乳製品にアレルギーのある女の子がチーズの入った給食のチヂミを食べて死亡し、ショック症状を和らげる注射を打つのが遅れたことが指摘されました。
研修会では、教育委員会の担当者が「いざというときには複数で対応することが大切で、注射を打つタイミングなどの情報を共有して対応にあたってほしい」と呼びかけました。
このあと教師たちは、練習用の注射器を使って太ももに注射する動作を繰り返し練習しました。
所沢市では、注射が必要な重いアレルギーがある児童・生徒は昨年度、公立の小中学校で合わせて12人と増える傾向にあり、教育委員会は今後も講演会などを開いて万一に備えたいとしています。
NHK NEWS WEB