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2013年5月11日土曜日

全国の学校での副作用調査を要望 子宮頸がんワクチン


今年4月から定期接種になった子宮頸がんワクチンの副作用に苦しむ女性を支援する「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会」が10日、全国の学校で被害実態の調査をするよう下村博文文部科学相に要望した。
 連絡会は、小中高校や大学を長期欠席している女子生徒らが、その直前にワクチンを接種していたか確認することのほか、副作用で苦しむ実態があることを学校に周知するよう求めた。下村氏からは前向きに検討するとの返答があったという。
 連絡会によると、ワクチン接種は中高生が中心で、副作用として全身のけいれんや関節痛、歩行困難などの重い症状が報告されている。

2013年5月9日木曜日

婚姻届窓口で風疹予防呼びかけ


婚姻届を出しに来た新婚の夫婦に「風疹」の予防接種を呼びかけるリーフレットを厚生労働省が作り、全国の自治体に窓口での配布を要請しました。
ことしに入って風疹と診断された患者は4か月間で全国で5000人を超え、5年前に今の方法で集計を始めて以降、最も大きな流行になっています。
妊娠中の女性が風疹にかかると、赤ちゃんに耳が聞こえにくくなったり、心臓に奇形が生じたりする障害が出るおそれがあるため、厚生労働省は、婚姻届を出しに来た新婚の夫婦に予防接種を呼びかけるリーフレットを作りました。
リーフレットでは、男性・女性とも20代から40代のおよそ15%が十分な免疫を持っていないことや、妊娠中の女性は予防接種を受けられないこと、それに、患者の70%以上が男性であることなどを紹介したうえで、妊娠を考えるならワクチンの接種を受けるよう呼びかけています。
厚生労働省は全国の自治体に対し、婚姻届を受け付ける窓口でこのリーフレットを配布するよう要請しました。
厚生労働省は、企業向けにも感染予防に協力を求めるリーフレットを作り、流行の中心になっている20代から40代に集中的に呼びかけることで感染の拡大を防ぎたいとしています。

風疹 社内で一斉に予防接種の動き


風疹の流行が大人を中心に拡大するなか、医師に会社に来てもらい、社内で一斉に予防接種を行う動きが出ています。
東京・千代田区にあるIT企業は、会議室の一室を使って風疹とはしかの混合ワクチンを接種する場を設けました。
保健所に「巡回診療」の届け出をした医師に来てもらい、1人ずつ問診したあと接種をしていきます。
1人1万円ほどかかる費用は会社が負担するということです。
近くにある別のIT企業の社員も含め、7日だけで30人近くが接種を受けました。
ことしに入ってからの風疹の患者は5442人で、去年と同じ時期の34倍となっていて、その8割が20代から40代です。
接種を受けた40代の男性社員は「風疹がはやっていると聞いてワクチンを打ちたいと思っていたが、平日は仕事があり、医療機関に行く時間がなかった。会社で接種できるのはとてもありがたい」と話していました。
会社で接種を行った「アイ・ブロードキャスト」の上田拓右社長は「20人ほどの会社なので社員の間で風疹が広がると会社が機能しなくなる。風疹をさらに流行させないためにもワクチンを接種して予防することが重要と考えた。社内での接種は時間的にもメリットが大きいので、広まってほしい」と話しています。

風疹患者 4か月で5000人超


妊娠中の女性が感染すると赤ちゃんに障害が出るおそれのある風疹は感染の拡大に歯止めがかからず、患者数はこの4か月で5000人を超え、去年の同じ時期の34倍に上っていることが分かりました。
熱や発疹などの出る風疹は患者のせきやくしゃみを通じて広がり、妊娠中の女性が感染すると赤ちゃんの目や耳、それに心臓などに障害が出るおそれがあります。
国立感染症研究所によりますと、全国で風疹と診断された患者は先月28日までの1週間で526人で、この4か月の合計で5000人を超えたことが分かりました。
これは、5年前に今の方法で集計を始めて以降、最も大きな流行となった去年の同じ時期の34倍に当たります。
特に4月以降は週に500人を超えるペースで患者が増えるなど感染の拡大に歯止めがかかっていません。
1週間当たりの患者数を都道府県別に見ると、▽大阪府が135人と最も多く、▽次いで東京都が124人など首都圏と関西を中心に全国に広がっています。
ことし風疹と診断された患者のおよそ90%は成人で、男性では20代から40代、女性では20代が多くなっています。
国立感染症研究所の多屋馨子室長は「風疹の感染拡大の勢いは全国で衰える気配がない。例年、流行のピークは6月頃なので、流行の中心となっている大人は一日も早くワクチンを接種してほしい」と呼びかけています。

感染拡大を防げるか・企業で予防接種の動きも

感染拡大を防げるか・企業で予防接種の動きも
風疹の流行拡大を防ごうと、医師に会社に来てもらい、社内で一斉に予防接種を行う動きも出ています。
東京・千代田区にあるIT企業は、会議室の一室を使って風疹とはしかの混合ワクチンを接種する場を設けました。
保健所に「巡回診療」の届け出をした医師に来てもらい、1人ずつ問診したあと接種をしていきます。
1人1万円ほどかかる費用は会社が負担するということです。
近くにある別のIT企業の社員も含め、7日だけで30人近くが接種を受けました。
ことしに入ってからの風疹の患者は5442人で、去年と同じ時期の34倍となっていて、その8割が20代から40代です。
接種を受けた40代の男性社員は「風疹がはやっていると聞いてワクチンを打ちたいと思っていたが、平日は仕事があり、医療機関に行く時間がなかった。会社で接種できるのはとてもありがたい」と話していました。
会社で接種を行った「アイ・ブロードキャスト」の上田拓右社長は「20人ほどの会社なので社員の間で風疹が広がると会社が機能しなくなる。風疹をさらに流行させないためにもワクチンを接種して予防することが重要と考えた。社内での接種は時間的にもメリットが大きいので、広まってほしい」と話しています。

感染の拡大が止まらない風疹の問題について、9日午後7時半から総合テレビで放送予定の「クローズアップ現代」で、詳しくお伝えします。

2013年4月30日火曜日

「ロタウイルス胃腸炎」調査へ…厚労省


厚生労働省は、乳幼児が重症化しやすい「ロタウイルス胃腸炎」の発生動向調査を今年度から、全国約500か所の医療機関で始める。
 この病気を防ぐワクチンの接種が2011年に国内で開始され、その効果を評価するのが目的だ。
 ロタウイルス胃腸炎は、5歳までにほぼ100%が感染し、下痢や嘔吐(おうと)を繰り返し、脱水症状を起こすこともある。重症化すると意識障害を起こし、まれに死亡する。毎年、約80万人が医療機関を受診し、その1割が入院しているとされている。
 調査は、300床以上の病床があり、小児科や内科の診療を行う医療機関を対象に10月から始める予定。入院した重症患者数を調べて、その推移を見ることでワクチンの効果を評価する。
(2013年4月30日 読売新聞)

2013年4月19日金曜日

帯状疱疹の疫学調査 小豆島訪れ聞き取り 米の研究者 香川


帯状疱疹(たいじょうほうしん)などの疫学研究に取り組む米・カリフォルニア大サンディエゴ校のマイケル・N・オックスマン教授(76)(薬学・病理学)が16日、帯状疱疹の予防に向けた国内発の疫学調査が実施された香川県・小豆島を訪れ、発症者や医師らから調査内容などの聞き取りを行った。
 オックスマン教授は約20年前、米国の退役軍人約4万人を対象に5年間実施された水痘ワクチンの効果研究を主導した。
 米国では日本製の水痘ワクチンが帯状疱疹の予防に使われており、調査に協力した小豆郡医師会の大森茂会長(79)らと面談したオックスマン教授は「小豆島での研究が早期の予防ワクチン開発につながるといい」と期待していた。

2013年4月4日木曜日

市民球場に風疹完封看板現る

「MRワクチン打って風しん完封!」。広島市南区のマツダスタジアムに今季、大流行している風疹の予防を呼び掛ける看板が登場した。安佐南区出身の小児科医師太田文夫さん(61)=千葉市=が、全国の医師仲間からカンパを募り実現させた。
 看板は2枚。赤地に白い文字で書いた「MRワクチン打って―」は、縦1・2メートル横5メートルで右翼外野席に設置。「打つなら今! 大人も麻しん風疹ワクチン!」は、縦0・9メートル横12メートルで左翼ポール近くに設けている。
 太田さんは、麻疹(はしか)がはやった2007年から3年間、旧広島市民球場(中区)と同スタジアムに同種の看板を設置した。風疹が猛威をふるう 今回も、全国の医師らにメーリングリストを使って発信。広島の小児科医師らも含め既に約100人のカンパを集め、数百万円かけて再び看板を掲げた。広島電 鉄が市内で走らせる「カープ電車」の車内でも9日から、ワクチン接種を訴える広告を出す予定だ。
 怖いのは妊娠初期の女性への感染。おなかの赤ちゃんが「先天性風疹症候群(CRS)」にかかると難聴や心臓病、白内障などを引き起こす恐れがある。CRSの患者は昨年5人、今年も既に1人が確認されている。
 ただ、今回の流行の中心は予防接種率の低い20~40代の男性で、太田さんは「大人の男性の予防が必要。首都圏から中国地方への流行の広がりを食い止めるのは今しかない」と力を込める。

中國新聞

2013年4月2日火曜日

国産エイズワクチン アフリカで試験

日本で開発が進む、エイズの発症を予防するワクチンの安全性や効果を確かめる臨床試験が、1日からアフリカのルワンダで始まりました。
国立感染症研究所と東京大学医科学研究所などのチームが開発を進めているワクチンは、エイズウイルスの遺伝子の一部を体の細胞に送り込むものです。
遺伝子は、体内でエイズウイルスと同じたんぱく質を作るため、異物を認識して攻撃する免疫の細胞が増え、エイズウイルスに感染した場合でも、発症の予防につながると考えられています。
エイズウイルスは主に粘膜から感染することから、研究チームでは粉末にしたワクチンを吸い込んで鼻の粘膜に接種する方法を開発しました。
アメリカ・ニューヨークに本部がある国際NGOが、1日から、アフリカのルワンダで一般の住民を対象に安全性や効果を確かめる臨床試験を始めました。
今後、イギリスやアフリカのほかの地域でも実施する計画です。
エイズウイルスに感染する人は世界で毎年250万人以上に上ると推定され、ワクチンの研究が各地で進められていますが、ウイルスの変化が激しく、これまで実用化されたものはありません。
研究チームのリーダーで国立感染症研究所エイズ研究センターの俣野哲朗センター長は、「動物実験では、鼻からの接種で全身の粘膜に免疫をつけることが出来た。臨床試験が実用化の第一歩になることを期待したい」と話しています。
NHK NEWS WEB

2013年3月30日土曜日

子宮頸がんなど3ワクチン、4月から定期接種の対象に

【阿部彰芳】子宮頸(けい)がんなど3ワクチンを定期接種に加える予防接種法改正案が29日、参院本会議で可決、成立した。4月1日に施行される。公的な接種になることで、重い副作用が起きた場合に手厚い補償が受けられるようになる。

 ほかに追加されるのは、乳幼児の細菌性髄膜炎の原因になるインフルエンザ菌b型(ヒブ)と小児用肺炎球菌のワクチン。3ワクチンは2010年度から暫定的に公費助成されてきた。子宮頸がんは小学6年~高校1年、ヒブと小児用肺炎球菌は生後2~60カ月が定期接種の対象となる。

 子宮頸がんのワクチンを巡っては、ほかのワクチンに比べて副作用報告が多いと懸念する声がある。失神やけいれんが目立つことから、厚生労働省は「注射針を刺すことが影響している可能性がある。中止するほどの重大な懸念はない」としている。予防接種法で国の救済制度が適用されれば、針を刺すことによる健康被害も医療費や障害年金の支給対象になる。

 今回の法改正で、副作用情報を早く集めるため、医療機関に副作用の情報提供を義務づけた。

2013年3月13日水曜日

子宮頸がんワクチンの副反応…杉並の女子中学生、重い後遺症に苦しむ

子宮頸がんの予防ワクチン「サーバリックス」を接種した杉並区内の女子中学生が、接種直後から重い副反応が出て、1年以上通学できない状態だったことが12日、分かった。区は入院中の女子中学生を訪ね、状態を把握していたが、区議会で「重篤な症例の報告はない」と答弁していた。

 母親によると、女子中学生は平成22年10月、区内の医療機関でワクチン接種直後から、しびれと痛みを感じ始めたことから入院。症状は胸や体に広がり、発熱、おう吐が続いた。

 退院後もしびれなどのため車いすの状態が続き、自分の名前なども分からない状態だった。徐々に快方に向かい、今年に入って通学を再開したが、割り算ができないなどの障害が残っているという。

 医療機関は入院後、「サーバリックスの副反応」と診断し保健所に連絡した。

 区は22年から、区の独自事業「中学入学お祝いワクチン」として、国の助成に先がけて子宮頸がんの予防ワクチンの無料接種を希望者に実施。当時、区はワクチンの副反応は、ごくまれと説明していた。

 厚労省によると、21年12月から昨年末までに、医療機関から報告があった副反応の件数は984件で、そのうち入院など重篤な例は88件に上っている。

 区広報課は「当事者、保護者の方にお見舞い申し上げる。補償は任意接種として行われたので国の救済制度への申請を支援するとともに、法定接種と同程度となるよう独自制度を設け話し合いを進めたい」とする区長コメントを発表した。