2013年3月30日土曜日

受診遅れで58人死亡、調査発表 12年に25都道府県で


全日本民主医療機関連合会(民医連)は29日、経済的事情で国民健康保険(国保)の保険料が払えずに「無保険」状態になったり、保険証を持っていても医療費の窓口負担が払えなかったりして受診が遅れ、死亡した人が2012年に25都道府県で58人に上ったとの調査結果を発表した。
 民医連は、加盟する病院や診療所の計657施設に、経済的事情で受診が遅れて12年に亡くなった人の事例の報告を求め、回答をまとめた。
 受診遅れで死亡した人のうち無保険の人は22人。国保の保険料滞納で有効期間が短くなる「短期保険証」が13人、「資格証明書」が4人。
2013/03/29 17:11   【共同通信】