2013年3月30日土曜日

甲状腺「福島と大差なし」 3県の調査で結論



環境省は29日、東京電力福島第1原発事故による福島県の子どもの甲状腺への影響を確かめるため、比較対象として青森、山梨、長崎の3県の子どもを調査した詳細な結果を発表した。小さなしこりなどが見つかった割合は、地域別や年齢別で比べても「福島とほぼ同等か福島の方がやや低い」と結論付けた。
 3県での調査は昨年11月~今年3月、青森県は弘前市で、山梨県は甲府市で、長崎県は長崎市で3~18歳の計4365人を対象に実施。5ミリ以下のしこりや、20ミリ以下ののう胞(液体がたまった袋)が見つかった割合は、弘前市で57・6%、甲府市で69・4%、長崎市で42・5%だった。
2013/03/29 19:49   【共同通信】