2013年3月30日土曜日

東日本大震災:福島第1原発事故 甲状腺検査求め、署名添え要望書 ひたちなかの市民団体が市に /茨城


毎日新聞 2013年03月30日 地方版
 東京電力福島第1原子力発電所事故の影響を懸念する保護者らで作る市民団体「ひたちなか市 やさしく つよい 母たちの会」は29日、ひたちなか市に対して、約6520筆の署名を添えて子どもの甲状腺検査を求める要望書を提出した。
 本間源基市長あての要望書では、「低線量被ばくが子どもに与える影響については科学的に十分解明されていない」として、公費負担での原発事故当時18歳以下の子どもたちの甲状腺エコー検査などを求めている。
 同会は昨年11月に保育園・幼稚園に通う子どもを持つ保護者ら15人で結成し、市内の保育園・幼稚園に協力を求めて署名活動を続けて来た。同会によると、保護者を始め、孫を持つ祖父・祖母が積極的に署名に参加したという。
 要望書提出には同会メンバー7人が参加。広報広聴課と健康推進課の職員2人が対応した。同会代表で2児の主婦、矢次文子さん(45)は「低線量被ばくでどれだけ被ばくしたかわからないので、検査をして影響はないと証明してほしい」と訴えた。【杣谷健太】