2013年5月9日木曜日

全員「健康に影響なし」 伊達で4歳以上内部被ばく検査

伊達市は8日、2011(平成23)年度から12年度末まで、4歳以上の全市民を対象に実施したホールボディーカウンター(WBC)による内部被ばく検査の結果を発表。検査した4万3261人全員が1ミリシーベルトを下回った。同市は本年度、2回目の検査を行い、市民の健康管理と放射線に対する不安解消を図る。
 同市は11年度から、妊婦や幼児、小、中、高校生などを対象に検査を開始。11年度は、9305人が検査を受けた。そのうち4人が1ミリシーベルトを超えたが、再検査や医師の所見で「健康に影響を及ぼす数値でない」と確認した。
 12年度は4歳以上の全市民に対象を拡大。1ミリシーベルトを超える市民はいなかったという。同市は11、12年度で計6万8254人に検査案内通知を送付。受検率は63.4%だった。
 同市は、摂取する食べ物が市民によって異なることから、継続的な検査が必要と判断し、本年度も引き続き4歳以上の全市民を対象とした検査を実施する。 
(2013年5月9日 福島民友ニュース)