2013年5月10日金曜日

静岡 DVの相談増加 過去最多に


主に女性からの相談を受けるために県が設けている窓口に、昨年度寄せられた相談は3300件あまりで、なかでも配偶者や恋人などから受ける暴力いわゆるDVに関するものが増えていることがわかりました。

県男女共同参画センター「あざれあ」が平成5年度から設けている相談窓口には、昨年度、3343件の相談が寄せられました。このうち「配偶者や恋人など親密な相手から受ける肉体的、精神的、性的な暴力」いわゆるDVに関する相談は639件で、前の年度よりも133件増え、これまでで最も多くなりました。県によりますと、肉体的な暴力の相談が減っている一方で、暴言を吐いたり携帯電話を盗み見たりして行動を束縛する精神的な暴力や、お金を渡さないといった経済的な暴力についての相談が増えているということです。県は「自分は被害者かもしれないと感じた人は、とにかく相談してください」と話しています。相談は電話や面接で受け付けていて、内容によっては弁護士や精神科医など専門家につないで対応していくということです。
05月09日 09時30分