2013年5月2日木曜日

熱中症の患者数 ホームページで

熱中症の患者数 ホームページで
5月1日 4時20分

熱中症の患者数 ホームページで
これから暑い時期を迎えるのを前に、国立環境研究所のホームページでは1日から、各地の熱中症の患者数を速報し、早めの対策に生かしてもらおうという取り組みが始まりました。
アドレスはhttp://www.nies.go.jp/health/HeatStroke/spot/です。
これは国立環境研究所が毎年、行っているもので、東京都と沖縄県、それに各地の17の市の消防や病院から、熱中症とみられる症状で搬送された患者の情報を集めて、ホームページで公表します。
ホームページでは、1日ごとに最高気温と患者数が更新され、過去8年間の同じ時期の状況と比較することができます。
研究所によりますと、去年5月の速報では少なくとも135人が搬送されていて、気温が比較的高くない日でも、体が暑さに慣れていないため、熱中症になりやすい傾向があったということです。
また、搬送された患者では65歳以上の高齢者が多くなっていました。
国立環境研究所の小野雅司さんは「熱中症の予防には、暑くなる前に体力をつけておくことが重要だ。室内では無理な節電をせずに適切な温度を保つことが大切で、速報データを参考に早めの対策をとってほしいです」と話しています。
この速報はことし9月末まで行われています。