2013年5月1日水曜日

やっぱり医者は不養生? 17%が「受診遅れ後悔」

理由1位は「多忙」
2割近くの医師が、体調を崩した時に「もっと早く受診すれば良かった」と後悔した経験があることが、医師向け情報サイトを運営するケアネット(東京)の調査で分かった。体調を崩しても多忙で受診できず、結果的に〝医者の不養生〟になってしまう実態が浮き彫りになった。
 調査はインターネットで3月に実施。会員医師千人から回答を得た。
 調査では17.6%の医師が「もっと早く受診すれば良かった」と回答。受診が遅れた理由(複数回答)では「忙しかった」が69.9%で最多。「受診するほどの症状ではないと思った」(27.8%)、「面倒だった」(23.3%)が続いた。
 健康診断か人間ドックを「必ず受けている」とした医師は68.7%。「受けないことがある」は19.3%で、「受けない」という医師も12.0%いた。
 医師の健康管理についての自由記述では「健康診断で引っかかっても、多忙のため受診できない」と嘆く声や「人間ドックの再検査を受けた際、病名の告知前に患者さんがどれほど心配しているかを実感した」との回答があった。