今年に入り千葉市内で交通死亡事故が急増していることから県警は18日、事故抑止のため県内の白バイを集中的に投入するなどの緊急対策を始めた。同様に死亡事故が増加している東葛地域でも実施。「スピードの出し過ぎや横断歩行者への注意を十分に払ってほしい」と呼びかけている。
県警によると今年に入って17日までの県内の交通事故による死亡者数は、前年同期比4人増で全国ワースト4位の54人。特に千葉市内では同10人増の14人、松戸市や柏市などの東葛地域では同8人増の13人と急増している。
速度超過や無謀運転による単独事故や、高齢者がはねられる事故が大半を占めている。事故車でシートベルト着用率が低いことも、死亡者増につながっているという。
県警では各署でパトロールを強化するほか、交通機動隊の白バイを、千葉市内と東葛地域に集中投入。1日当たり白バイ約20台を両地域に展開させる。