2013年4月14日日曜日

十和田中央病院と被曝医療覚書締結 日本原燃 青森

 日本原燃(六ケ所村)は十和田市立中央病院と放射性物質による汚染を伴う傷病者が発生した場合の診療に関する覚書を締結した。覚書の締結は青森労災病院(八戸市)、八戸市立市民病院、弘前大医学部付属病院(弘前市)に続き4例目。

 十和田市立中央病院は、県の地域防災計画(原子力編)で、初期被曝(ひばく)医療機関に指定されている。初期被曝医療機関は、原発などから搬送される傷病者の初期診療をするほか、必要に応じて精密な医学的診断や専門的な治療をする2次・3次被曝医療機関への搬送の可否を判断する。

 覚書には診療と放射性物質の汚染拡大防止措置を円滑に進めるため、通報連絡や資機材の配備、訓練の実施などを盛り込んだ。同社は「今回の覚書締結で緊急被曝医療態勢のさらなる充実・強化が図られる」としている。

産経