2013年4月11日木曜日

障害者施設で感染性胃腸炎


県北部の障害者施設で入所者など39人がおう吐や下痢などの症状を訴え、県はノロウイルスが原因の感染性胃腸炎の集団発生とみています。
栃木県健康増進課によりますと、県北部の障害者施設で3月28日から4月10日にかけて施設の入所者や通所者31人と職員8人のあわせて39人がおう吐や下痢などの症状を訴えました。
このうち3人を調べたところ2人からノロウイルスが検出されたため、県はノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生とみています。県によりますと39人の症状はいずれも軽く快方に向かっていると言うことです。
県内では、去年からノロウイルスやサポウイルスなどによる感染性胃腸炎の患者が増えていて、集団発生は今年に入って4件目です。ことし1月から3月までに県内の医療機関から報告があった感染性胃腸炎の患者数は去年の同じ時期の2.52倍にのぼっています。感染性胃腸炎は特に冬に流行していますが、県内では去年は5月中旬にも集団感染が発生していることから、県はうがいや手洗いなど感染予防を徹底するよう呼びかけています。
04月11日 19時16分