2013年4月14日日曜日

東日本大震災:子どもの砂遊び、心身発達に必要--同志社女子大・笠間教授 /福島


「砂遊びは子どもの心身の発達に必要な要素が全て詰まっています」。福島学院大学付属幼稚園で支援活動を続けている同志社女子大の笠間浩幸・現代社会学部教授(54)=写真=は13日、同園を訪れ、放射能の影響で砂遊びをする機会を失った福島の子供たちの発育への影響を懸念した。
 「砂で川や山を作ることによって、創造性が培われる。みんなで協力したり、一つの道具を巡ってけんかすることで、社会性も高めることができる。自然と接する機会が少ない現代において、最後のとりで」と指摘。園児らに語りかけながら、一緒にお城などを作った。
 笠間教授は、「(親たちにとっても)砂遊びを通じて子供とふれあうことが一番大切なんです」と語った。【三村泰揮】
4月14日朝刊
毎日