2013年4月17日水曜日

原発避難、「藩主」ら集団移住構想 相馬から広島へ


【逸見那由子】東京電力福島第一原発事故の被災者が、集団で広島県神石高原町(じんせきこうげんちょう)に移住する構想が持ち上がっている。福島の旧相馬中村藩主家34代当主・相馬行胤(みちたね)さん(38)と神石高原町の牧野雄光町長が11日に町役場で記者会見し、明らかにした。20~30家族が関心を寄せ、早ければ夏にも移住が始まるという。
 相馬さんは父親の代から北海道に移り住んだが、先祖の故郷・福島県相馬市でシイタケ農園を開くなどして、北海道と福島を行き来してきた。