2013年4月22日月曜日

川内村と長崎大が協定 除染評価や健康管理

川内村と長崎大は20日、村の復興と活性化に向けた包括連携に関する協定を締結、村内の児童施設に同大のサテライト施設「長崎大学・川内村復興推進拠点」を開設した。
 同大は村を「福島復興のモデルケース」と位置付け、今後、協定に基づき、土壌などの放射性物質測定による除染効果の評価や食品、飲料水の放射性物質測定を通して村民の安全、安心を確保。このほか保健師を1年間、同施設に常駐させ、健康相談や検診、保健医療福祉活動などを通して村民の健康管理や健康増進を目指す。
 同大は、同じく村内にサテライト施設を持つ福島大うつくしまふくしま未来センターとも連携していく。
 村コミュニティセンターで行われた協定締結式では、福島大うつくしまふくしま未来センターの仲井康通特任教授らが見守る中、遠藤雄幸村長と片峰茂長崎大学長が協定書を取り交わした。
(2013年4月21日 福島民友ニュース)