2013年4月20日土曜日

原発事故の避難者がヘルパー資格を取得


原発事故の影響で埼玉県内で避難生活を余儀なくされている福島県の男女12人がホームヘルパーの資格を取得し、さいたま市で20日、修了式が開かれました。
ホームヘルパーの資格を取得したのは、原発事故のあと、埼玉県内に避難している福島県浪江町や双葉町などの男女12人です。
20日はさいたま市大宮区で修了式が行われ、ホームヘルパー2級の資格の修了証が1人ずつに手渡されました。
震災や原発事故から2年余りがたち避難生活が長期化するなかで、12人は再就職などを目指してことし1月から連合埼玉が企画する無料の資格取得の講座を受け、県内の介護施設で実習などを積んでいました。
連合埼玉はことし6月にも同じような資格の取得に向けた講座を開くということです。
福島県双葉町から埼玉県加須市に避難している50代の女性は「地元にはまだ帰れそうにないので今回の資格取得で介護の仕事も考えたいと思いました」と話していました。