2013年4月27日土曜日

環境副大臣原発対応で海外視察


除染作業や放射性物質の住民への影響を調べる健康調査が遅れていることなどから、環境省の井上副大臣は、旧ソビエトのチェルノブイリ原発や、プルトニウムを製造していたアメリカの施設を視察し、より効果的な福島県への支援策を検討することになりました。
原発事故から2年あまりが過ぎましたが、県では除染作業が十分に進んでいなません。
また、全ての住民を対象に放射性物質の影響を調べる健康調査についても、進捗が遅れている上長期間におよぶことから、国の継続的な支援の必要性が指摘されています。
こうした状況を受けて環境省の井上副大臣は、26日から旧ソビエトのチェルノブイリ原発やアメリカの核施設を視察することになりました。
チェルノブイリ原発では、政府関係者や医療機関の担当者と、住民の健康管理や支援策について意見を交わすほか、プルトニウムを製造していたアメリカ・ワシントン州のハンフォード核施設では、放射線量が高い場所の除染作業を視察する予定です。
井上副大臣らは来月3日までの日程で視察を行い、現地で最新の技術や住民への対応の難しさなどの経験を聞き取り、より効果的な福島県への支援策を検討したいとしています。
04月26日 13時17分