2013年4月20日土曜日

風評被害対策表彰し全国に紹介


森消費者担当大臣は、福島県が東京都内で運営する県産品の販売店を視察し、今後、原発事故による食品の風評被害の対策に取り組む店などを表彰する新たな制度を設け、優れた取り組みを全国に紹介していく考えを示しました。
原発事故による風評被害の対策に取り組む森大臣は、19日午後、福島県が、東京・江戸川区の大型スーパーの中で運営する県産の食品の販売店を視察しました。
森大臣は野菜などを試食し、店の担当者から商品の安全性やおいしさを消費者にしっかり伝えることで、売上げは震災前と同じ水準になっていることなどの説明を受けていました。
視察のあと、森大臣は「福島県産の食品の安全性や魅力を消費者が理解し納得すれば買ってもらえると思う。風評被害の対策に積極的に取り組んでいる優れた事例を全国に紹介していきたい」と述べて、対策に取り組む店などを表彰する新たな制度を設ける考えを示しました。
また、食品の安全性などを正しく伝えられる人材の育成や、全国でのミニ集会なども始める方針で、来週にも消費者庁の風評被害対策として取りまとめ、公表することにしています。
NHK