2013年4月28日日曜日

掘り出し物、笑顔 アクアマリンふくしまで3年ぶり潮干狩り


大型連休が始まった27日、福島県いわき市の水族館アクアマリンふくしまで、東日本大震災の津波で損壊した人工砂浜「蛇の目ビーチ」が復活した。再現された磯や干潟で、多くの家族連れが3年ぶりの潮干狩りを楽しんだ。
 晴天の下、来館者は膝まで水に漬かり、素手で砂の中から大きなアサリやハマグリを次々と掘り出した。
 宮城県亘理町から家族で訪れた小学4年渡辺美咲希さん(9)は「水は冷たかったけど、いっぱい採れた。アサリ汁が楽しみ」と喜んだ。
 広さ約4500平方メートルのビーチは、ヒトデやナマコなど身近な海の生き物を展示し、触れ合うことができる。
 震災の津波と地盤沈下で使えなくなったが、波を起こす装置や潮の満ち引きを再現する機械の修復を進めながら再開にこぎ着けた。連休中の潮干狩りは29日まで。

2013年04月28日日曜日