2013年4月23日火曜日

福島の人口、震災後7万5000人減

2013.4.23 02:01
 県の人口が東日本大震災の直前に比べ、約7万5000人も減少していることが22日、県統計課の人口動態調査で分かった。平成25年4月1日現在の県人口は194万9595人で、昭和50年ごろの水準まで落ち込んだ。同課によると、震災の直前(23年3月1日現在)に比べると3.7%の減。転入・転出に伴う社会動態による減少が全体の約7割を占めており、中でも15歳から20代前半までの若年層の県外移住が目立つ。
 震災後、人口減少は県内全域で歯止めがかからず、中でも福島第1原発に近い「相双管内」(南相馬市など計12市町村)では震災前に比べて7.47%に当たる1万4598人が減少。原発から20キロ圏内の南相馬市では同9.05%減と深刻だった。