2013年4月20日土曜日

珍しい特大魚水揚げ


石巻市の魚市場でふだんはなかなか見ることができない特大の魚が水揚げされ、買い受け人などの間で話題となっています。
石巻魚市場で水揚げされたのは、やや深い海に生息する「イシナギ」という魚で、女川沖で操業していた地元の底引き網漁船がとらえて生きたまま水揚げしました。
石巻の近海でとれる「イシナギ」は通常、体長40センチ、重さ4キロほどですが、今回は体長1メートル30センチ、重さ49キロと“特大”のサイズです。
市場や買い受け人によりますと、これほどの大きさの「イシナギ」が生きたまま水揚げされるのは非常に珍しいということで、生けすの周りには買い受け人や見学者で人だかりができていました。
「イシナギ」はすぐに競りに出され、仙台市の卸売業者が8万円あまりで競り落としました。
競り落とした業者は「脂が乗っていて、身も太く、良い魚です」と喜んでいました。
イシナギは普段は岩場に隠れている魚で、なぜ底引き網にかかったのかは定かではありませんが、市場の間では、3日前に石巻市で震度5弱を観測した地震と関連づける人も現れていて、石巻魚市場の須能邦雄社長は「地震でびっくりして出てきてしまったのではないでしょうか。魚も安心していられませんね」と話しています。
04月20日 12時16分