2013年4月5日金曜日

副作用リスク高い第1、2類 150店舗が薬ネット販売

2013.4.5 23:00
 一般用医薬品(大衆薬)のうち、副作用リスクが高い第1類や第2類をインターネットで販売している薬局、薬店が、2月末時点で150店舗あったことが5日、厚生労働省の調査で分かった。同日開かれた検討会に結果を示した。
 第1、2類のネット販売を一律禁止する厚労省令を無効と判断した1月の最高裁判決を受け、厚労省は検討会を設置してネット販売の新ルールを議論している。現行規制は効力を失った状態で、同省はネット販売が広がることを懸念、都道府県を通じ実情を調査した。
 それによると、一部の解熱鎮痛薬など第1類のみをネット販売していたのは2店舗、第1類と風邪薬など第2類の両方を販売していたのが15店舗、第2類だけが133店舗。
 都道府県からの情報を基に厚労省が3月に取り扱い状況を改めて調べたところ、第1類の販売を確認できたのは13店舗で、サイト上に使用上の注意の記載があったのは11店舗だった。
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