2013年4月8日月曜日

扁平足の園児2.5倍に=外遊び制限影響か―福島の保育園


時事通信 4月8日(月)5時28分配信
 東京電力福島第1原発事故後に、土踏まずのくぼみがない扁平(へんぺい)足の子どもが事故前の2.5倍に増えたことが、福島市の鳥川保育園の園児調査で分かった。佐藤美代子園長は「原発事故による放射線の影響で、屋外での遊びが制限されたのが関係しているのではないか」と話している。
 同園では2003年の開園以来、はだしで屋外を駆け回り、丈夫な体をつくる「はだし保育」に取り組み、子どもたちの成長の記録として、一人一人の足形を写真撮影している。調査では、3~5歳児で扁平足の割合は、原発事故前の09年9月は13.6%(66人中9人)だった。ところが、事故から2年経過した13年3月には32.8%(64人中21人)に増加していた。