2013年4月1日月曜日

免疫疾患に生体肺移植、成功 京大病院、母から女児へ


京都大病院は1日、白血球の機能が低下する希少な遺伝性免疫疾患「チェディアック・東症候群」の女児(8)に、母親(31)から提供された肺の一部を移植する生体肺移植手術を実施し、成功したと発表した。女児は順調に回復し、2日に退院する。
 病院によると、同症候群の患者への肺移植は世界で初めて。
 執刀した呼吸器外科の伊達洋至教授によると、有効な治療法がなかったが、最近になり骨髄移植が有効と分かり、女児も別の病院で4歳のときに受けた。しかし移植の合併症で呼吸が苦しくなる重い肺障害を患い、酸素吸入をして寝たきりの状態になっていた。
2013/04/01 21:14   【共同通信】