2013年4月3日水曜日

成田空港で鳥インフル注意喚起

中国の上海で、これまで人への感染が確認されなかった「H7N9型」の鳥インフルエンザのウイルスが人に感染している問題を受けて、成田空港の検疫所は、中国に向かう旅行者に注意の呼びかけを始めました。
成田空港では、3日午後3時ごろ、検疫所の職員が中国に出国する旅行者に向けて、注意を呼びかけるポスターを9か所にはり出しました。
また検疫検査場では、赤外線による帰国者の体温チェックを行っていて、症状の自覚がある場合は検疫所に相談するよう呼びかけています。
上海に出張で向かうという会社員の48歳の男性は、「現地ではマスクの着用を心がけて必要のない外出は避けるようにします」と話していました。
また上海の実家に帰るという中国人の38歳の女性は「赤ちゃんもいるので心配です。なるべく出歩かないようにしようと思います」と話していました。
成田空港検疫所の八木伸幸・課長補佐は「渡航先では不用意に動物に近寄らず、手洗い、うがいを励行してほしい。現地で症状が出た場合は、速やかに医療機関で受診してほしい」と話していました。
04月03日 17時13分

NHK ONLINE