福島第一原発事故後に、長崎大学を休職し、福島県立医大副学長として、放射線被曝(ひばく)医療の支援や住民向けに放射線に関する講演会を行ってきた山下俊一教授(60)(被曝医療)が1日付で、2年ぶりに長崎大に復職し、副学長に就いた。
山下教授は、東日本大震災発生1週間後の2011年3月18日に福島入り。福島県などから請われ、県立医大副学長のほか、県のアドバイザーとして、県民の健康管理調査や長期避難者の心のケアに関わった。
2日、記者会見した山下教授は「復興、再生支援についての教科書がない中で、総合的な対応が求められた」と振り返った。福島県立医大副学長は非常勤で継続し、「被曝医療を専門とする医師や看護師の人材育成に努めたい」と述べた。
山下教授は、東日本大震災発生1週間後の2011年3月18日に福島入り。福島県などから請われ、県立医大副学長のほか、県のアドバイザーとして、県民の健康管理調査や長期避難者の心のケアに関わった。
2日、記者会見した山下教授は「復興、再生支援についての教科書がない中で、総合的な対応が求められた」と振り返った。福島県立医大副学長は非常勤で継続し、「被曝医療を専門とする医師や看護師の人材育成に努めたい」と述べた。
(2013年4月3日 読売新聞)