2013年4月1日月曜日

全国初 薬科大学の付属病院

薬剤師となる人材の育成を図ろうと全国で初めて薬科大学に付属する病院が仙台市に設置され、1日から診療を始めました。新たに開設されたのは、東北薬科大学に付属する仙台市宮城野区の東北薬科大学病院で、関係者が集まって記念の式典が行われました。
この病院は、厚生労働省が所管する社団法人が運営していた東北厚生年金病院を大学が譲り受けて附属病院としたものです。
薬剤師となる学生の研修を充実するために病院を設置することにしたもので、大学院生が医師や看護師とともに院内を回って臨床研修を受けるほか、教育専門の 担当者を置いて学部生の実習を行うことにしています。文部科学省によりますと、全国の薬科大学の中で付属の大学病院を設置したのはこれが初めてだというこ とです。
東北薬科大学の高柳元明学長は、「今は医師や看護師、薬剤師によるチームでの医療が求められる時代です。連携を強めて質の高い医療を提供し、地域に貢献していきたい」と話していました。
04月01日 12時47分