昭和大病院(東京)は1日、妊婦の血液でダウン症など胎児の染色体異常を調べる新しい出生前診断を始め、5人が受診した。横浜市立大と名古屋市立大も検査を開始。北海道大は2日から、国立成育医療研究センター(東京)は9日から予定するなど、日本医学会が認定し1日に公表した15施設で順次始まる。
昭和大では、臨床遺伝専門医らが、検査の内容や精度の説明をしたり疑問点に答えたりする遺伝カウンセリングをそれぞれ約30分かけて実施。検査内容や研究の趣旨に同意が得られたため、20ミリリットルの採血をした。
血液は米国の検査会社に送られ、結果は約2週間後に届くという。
2013/04/01 20:18 【共同通信】