2013年4月6日土曜日

アレルギー対応 教師が注射打つ研修


4月6日 4時49分

東京・調布市の小学校で、アレルギーのある女の子が給食を食べたあとに死亡した事故を受けて、埼玉県所沢市の小学校で、新学期を前に教師がショック症状を和らげる注射の使い方を学ぶ研修会が開かれました。
この研修会は今週から所沢市の小学校で順番に開かれ、5日は、和田小学校で教師や給食の調理員など30人余りが参加して行われました。
去年12月に東京・調布市の小学校で起きた事故では、乳製品にアレルギーのある女の子がチーズの入った給食のチヂミを食べて死亡し、ショック症状を和らげる注射を打つのが遅れたことが指摘されました。
研修会では、教育委員会の担当者が「いざというときには複数で対応することが大切で、注射を打つタイミングなどの情報を共有して対応にあたってほしい」と呼びかけました。
このあと教師たちは、練習用の注射器を使って太ももに注射する動作を繰り返し練習しました。
所沢市では、注射が必要な重いアレルギーがある児童・生徒は昨年度、公立の小中学校で合わせて12人と増える傾向にあり、教育委員会は今後も講演会などを開いて万一に備えたいとしています。
NHK NEWS WEB