2013年4月4日木曜日

小学校の新入生 全員が移住で

全国の町の中で人口が最も少ない山梨県早川町の小学校で、4日、2年ぶりの入学式が行われ、3人の新入生はすべて、移住を促す町の制度を利用して、東京と神奈川から移り住んできた子どもたちになりました。
南アルプスの山麓にある早川町は、過疎化が進んで全国の町の中で人口が最も少なく、町立の早川北小学校は、去年は新入生がいませんでした。
4日は2年ぶりに入学式が行われ、3人の新入生が上級生に手をひかれて入場しました。
3人は、いずれも、東京や神奈川から移り住んできた家族の子どもたちで、給食費や学校行事の費用などを無償にして移住を促す町独自の制度を利用しています。
一 瀬純司・校長が「これで皆さんも立派な早川北小学校の児童です。遊びに勉強、すべてに全力で頑張ってください」と挨拶しました。早川北小学校の児童数は 18人となり、6年生から「みなさんの入学を楽しみにしていました。これからはずっと友達です」と歓迎の言葉がおくられました。
東京・港区から移り住んだ小江青葉くんは「空気もきれいなので楽しみです。国語の勉強を頑張りたい」と話していました。
04月04日 14時39分
NHK ONLINE