2013年4月3日水曜日

ストーカー・DV特別対策隊


ストーカーやDV=ドメスティックバイオレンスの被害の相談が宮城県内で増えているため県警察本部に専従で対策にあたる特別対策隊が新たに発足しました。
2日は、特別対策隊の発足式が開かれ、森田幸典本部長から10人の隊員に辞令が交付されました。そして、隊長を務める安達久志警部が、「ストーカーとDV対策のプロとして、被害者からの声にいっそうしんしに耳を傾け、被害者の保護に万全を期していきたい」と意気込みを話しました。
ストーカーとDVは全国的に被害が急増しており、県内でも、この5年間で被害の相談件数が2倍に増えていて、特に去年の相談件数はともに過去最多となりました。中には、殺人などにつながりかねないケースもあることから、特別対策隊では、県内の警察署に寄せられた相談をすべて集約して分析した上で、深刻なケースは速やかに捜査を行うことにしています。隊長を務める安達警部は、「相談内容を見ると、仮設住宅でのストレスが大きくなったとか、職を失って家計を巡る口論やトラブルが増えたといった要因でストーカーやDVに発展するケースが見られる。1人で悩むことなく、警察に相談してほしい」と話していました。
04月02日 12時31分